ミケランジェロ・ブオナローティの作品紹介 イタリアの画家

Michelangelo
ミケランジェロ・ブオナローティ 1475〜1564年
◆ミケランジェロ・ブオナローティ・シモーニ(Michelangelo Buonarroti Simoni)は、イタリア・ルネサンス期の三大巨匠の一人で、彫刻家、画家、建築家、詩人として西洋美術史上のあらゆる分野に大きな影響を与えた芸術家である。
◆ミケランジェロの彫刻で有名な「ピエタ」と「ダヴィデ像」は、ミケランジェロが20歳代のときに造った作品。ミケランジェロ自身は絵画を軽視していたが、西洋美術史に大きな影響を与えた2点のフレスコ画、ヴァティカン美術館の「システィーナ礼拝堂の天井画」と祭壇壁画「最後の審判」を描いている。
◆長寿を保ったミケランジェロの創作活動は芸術分野にも及ぶ膨大なもので、書簡、スケッチ、回想録など多く現存がしている。またミケランジェロは16世紀の芸術家の中で最もその記録が詳細に残っている人物でもある。ミケランジェロは1564年88歳でローマで死去したが、フィレンツェを愛したミケランジェロの遺言どおりに、遺体はローマからフィレンツェへと運ばれ、サンタ・クローチェ聖堂に埋葬されている。

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 ミケランジェロ・ブオナローティの「最後の審判」

  • ミケランジェロの作品
  • 最後の審判(Giudizio Universale) 1534~1541年
    システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)
  • ◆システィーナ礼拝堂の祭壇壁画である「最後の審判」は、ローマ教皇クレメンス7世の注文による絵画だが、彼の死後、ローマ教皇パウルス3世の望みで、ミケランジェロはこの困難なフレスコ壁画の制作に従事した。
  • ◆「最後の審判」は1370cm×1200cmにおよぶ大規模な作品で、キリストの再臨と現世の終末を天使に囲まれたキリストが、生前の行いによって人々の魂を裁いている情景を描いている。
  • ◆当初ミケランジェロが完成させた「最後の審判」は、キリストも聖母マリアも裸体で表現されていた。裸体が不信心、不道徳であるとして、壁面から除去するなどの処置を講じるべきだと主張されたが、パウルス3世はこれに応じなかった。しかしミケランジェロの死後、裸体で描かれた人物の局部を隠すことが決定された。
  • ◆その後1993年に「最後の審判」が修復されたときは、ミケランジェロのオリジナル部分がすでに削り取られて失われていたところもあったが、加筆した下穿き部分が全て除去されたわけではなかった。

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 ミケランジェロの祭壇壁画「最後の審判」の説明

ミケランジェロの作品

ミケランジェロの作品

◆最後の審判は、中央に再臨したイエス・キリストが右腕を振り上げた力強い動きで死者に裁きを下し、向かって左側には神によって選ばれて天国へと昇天していく人々が描かれ、右側には地獄に堕ちる人々を下の方へ向けて崩落させるというドラマチックな描写がなされている。
◆壁画右下の水面に浮かんだ舟の上で、亡者に向かって櫂を振りかざしているのは冥府の渡し守カロンであり、この舟に乗せられた死者はアケローン川を渡って地獄の各階層へと振り分けられていく。ミケランジェロは、この地獄風景を描くのにダンテの「神曲」地獄篇のイメージを借りたといわれている。
◆「最後の審判」に描いた400人近い人々をずば抜けた描写力で、ミケランジェロは60歳から6年の歳月をかけて単独で描ききった。
①並外れた力をそなえ、若々しい肉体の「イエス・キリスト」
②「聖母マリア」
③大きな鍵をもつ「聖ペテロ」
④自分の生皮を持つ「聖バルトロメオ」(生皮は苦悩するミケランジェロの自画像)
⑤「聖パオロ」
⑥X型の十字架をもつ「聖アンデレ」
⑦毛皮を羽織る「洗礼者ヨハネ」
⑧車輪をもつ「アレクサンドリアの聖女カタリナ」
⑨矢をもつ『聖セバスティアヌス』

⑩冥府の「ミノス」 ⑪冥府の渡し守「カロン」
◆審判者イエスキリストの力強い動作から渦が巻き起こり、右側で地獄に堕ちる者たちを下方へ向けて崩落させ、反対の左側で神のよって選ばれた者たちの一群を上方へと押し上げている。勇ましい四肢と激烈な精神的苦悩に充ちた肉体が混ざり合い、生者と死者が喧噪のうちにひしめき合い、奈落の空間を照らす青白い光によって、一層壮絶なものとなっている。《以上、ヴァティカンのミケランジェロより》

 最後の審判 イエスキリストと聖母マリア

ミケランジェロの作品
◆審判者イエスキリスト①は、並外れた力を備えた若々しい肉体をもち、光背によって前面に浮かび上がり裁きの言葉を宣告する。イエスの傍らには、慈悲深いしぐさで視線をそらす聖母マリア②が寄り添っている。《ヴァチカンのミケランジェロより》
◆ミケランジェロは、イエスをはじめ随所で“短縮法”を駆使して、対象を短く見えるように描くことで、人体が立体的に迫ってみえるようにした。この「最後の審判」の最大のテーマは肉体の復活で、表現するべき本質は裸体へと集中していたといわれている。

 最後の審判 聖バルトロメオ

ミケランジェロの作品
◆聖バルトロメオ④は、皮を剥がれて殉教した使徒で、アトリュビュート(持物)としてナイフや皮が描かれることが多い。ミケランジェロは、聖バルトロメオの右手にナイフを、左手に皮を持たせているが、この皮に描かれている顔はミケランジェロ自身の苦悩に満ちた自画像というのが定説。天国ではあるが、肉体を持たぬ姿で自身を描いたのは、自己を卑下したためともいわれている。

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 ミケランジェロの「システィーナ礼拝堂天井画」

  • ミケランジェロの作品
  • システィーナ礼拝堂天井画 1508~1512年
    システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)
  • ミケランジェロの作品
  • ◆システィーナ礼拝堂の天井画は、彫刻家としてのプライドを持っていたミケランジェロにとって、初のフレスコ画にして、1000㎡の超大作であった。広大な天井画は「どこに何を描くか」というプランが成功を左右する。
  • ◆ミケランジェロは空間プロデューサーとしての才能を発揮して、だまし絵的に描いた建築構造で区画を分割し、中央に創世記の9場面をあてはめ、周りを男性裸体を飾り、周囲に預言者と巫女、窓の上の三角形の区画とその下の半円の区画にはキリストの祖先を描いた。また礼拝堂の四隅の大三角形には、ダヴィデとゴリアテなど旧約聖書の4つの場面を描き、見せ場を数多くし分散させた。
  • ◆これほど統一感のある壮大な天井画をプロデュースしたのはミケランジェロが初めてだったといわれている。さらに、この「システィーナ礼拝堂天井画」をミケランジェロは一人で描ききった。
  • ◆天井画の核となる中央の大きな9画面は、旧約聖書から題材を得たもので祭壇壁画「最後の審判」側から見て、「光と闇の分離」、「日と月の創造」、「海と陸の分離」、「アダムの創造」、「イヴの創造」、「楽園追放」、「ノアの献身」、「ノアの洪水」、「ノアの泥酔」の順で描かれている。

 アダムの創造 システィーナ礼拝堂天井画

  • ミケランジェロの作品
  • 「アダムの創造」 ミケランジェロ・ブオナローティ作
  • ◆アダムの創造は、空虚な空に創造主のいる密集したグループと、その左側のひっそりとした荒野に横たわる最初の人間アダムがくっきりと姿を表している。向かい合うこの二つの魂は、神の脈打つような指とアダムの生気のない指が触れ合うことで結合する。父なる神の腕からは、アダムに生命を吹き込む神秘的な輝きが発せられる。これは表情に豊み類まれな力に満ち溢れた、まったく新しい表現である。《ヴァチカンのミケランジェロより》

 原罪と楽園追放 システィーナ礼拝堂天井画

  • ミケランジェロの作品
  • 「原罪と楽園追放」 ミケランジェロ・ブオナローティ作
  • ◆原罪と楽園追放は、「誘惑=原罪」と「楽園追放」の二つの場面をまとめ、それを中央の生命の樹によって分けている。生命の樹は無花果の低木として描かれ、誘惑者である悪魔が螺旋状に巻き付いている。悪魔は上半身が女性の姿で、下半身が蛇の姿で描かれている。
  • ◆左側の「誘惑=原罪」の場面は、アダムは自分で果実をもぎ取り、かたやエヴァは蛇の甘言につられて、それを受け取っている。
  • ◆しかし右側の「楽園追放」の場面では、即刻、神の裁きが下って燃えるような赤い衣の天使が、剣を持ってアダムを追い払い、アダムの影でエヴァが恐ろしさのあまり身を縮めている。咲き誇るかのような彼らの身体は、もはや苦しみと堕落でしかない。《ヴァチカンのミケランジェロより》

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 ミケランジェロの「ピエタ」

  • ミケランジェロの作品
  • ピエタ(Pieta) 1498〜1500年 サン・ピエトロ大聖堂・ヴァティカン市国
  • ◆ミケランジェロの代表作の一つである「ピエタ」は、1497年11月に教皇庁のフランス大使から制作を打診され、翌年8月に正式な契約を交わした。完成した「ピエタ」は、当時「人間の潜在能力の発露であり、彫刻作品の限界を超えた」と評価され、ヴァザーリいわく「間違いなく奇跡といえる彫刻で、単なる大理石の塊から切り出されたとは到底思えない、あたかも実物を目の前にしているかのような完璧な作品だ」とまで評価している。

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 ミケランジェロの「ダヴィデ像」

ミケランジェロの作品
ダヴィデ像(Davide) 1501-1504年
アカデミア美術館・フィレンツェ
◆「ダヴィデ像」はピエタと並ぶミケランジェロの代表作で、高さ5.17mという巨大な大理石の彫刻作品。この「ダヴィデ像」は、フィレンツェのヴェッキオ宮殿に面したシニョーリア広場に設置するために、フィレンツェ大聖堂造営局が26歳の若きミケランジェロに依頼し、ミケランジェロが1501年に着手し1504年に完成させた。
◆この彫刻製作は本来1464年に計画されていたが、前任者の様々な理由によって、イタリア北部のカッラーラ採石場から切り出された大理石の塊のまま放棄され、大聖堂の事業監督所に25年ものあいだ吹きさらしのまま放置されていた。その6mにもおよぶ大理石の塊をミケランジェロは、「ダビデ像」にするために下絵もなしで、大理石に命が吹きこまれるように創りあげた。このダビデ像はミケランジェロが持つ彫刻家としてのたぐいまれな才能、技量、創作力への評価を決定的なものにしたといわれている。
◆ダビデとは旧約聖書の一説に書かれている人物で、羊飼いの美しい少年だったダビデが、神の使いの目にとまりイスラエルの戦士となって、ペリシテ最強の戦士・巨人ゴリアテに石を投じて一撃で倒し、ゴリアテの剣でその首を落とし大勝利をおさめたというストーリー。ミケランジェロが彫刻として表現したのは、ダビデが巨人ゴリアテとの戦いに臨み、岩石を投げつけようと狙いを定めている場面である。

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