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バスでラヴェッロの行き方と観光見どころ【2020年版】

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※ラヴェッロ・ヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)の「無限のテラス」

◆ラヴェッロ(Ravello)は、南イタリアの世界遺産アマルフィ・コーストにある街の一つで、標高350mの切り立った断崖の上にある洗練された高級リゾート地。バスでラヴェッロへ行くには、アマルフィのフラヴィオ・ジョイア広場にあるバス停留所からバスに乗り、曲がりくねった山道を上がって行くと30分でラヴェッロに到着する。ラヴェッロには列車が運行していないので、バスまたは車でしか行くことができないが、アマルフィから近く、素敵な穴場観光スポットなので、ぜひ行ってみることをお勧め!ラヴェッロへの行き方を写真満載、MAP付きでナビゲート。

アマルフィのバス乗り場・停留所

アマルフィのバス乗り場・停留所

※アマルフィのバス乗り場・停留所

◆ラヴェッロ行きのバスは、アマルフィ(Amalfi)の海沿いの大きな広場フラヴィオ・ジョイア(Piazza Flavio Gioia)にあるバス停留所から乗る。アマルフィのバス停留所は、海を背にして右側の「BusStop」と書かれたテントのところにある。このバス停留所からは、ラヴェッロやスカーラなど近辺の町へ行くSITAsud社の路線バスが発着している。

アマルフィのバス乗り場・停留所

※アマルフィのフラヴィオ・ジョイア広場

◆アマルフィのフラヴィオ・ジョイア広場には、海を背にした左側にサレルノ、ソレント、ナポリなどへ行くバスが発着する大きなバスターミナルがあるので、ラヴェッロ行きのバス乗り場と間違えないように注意!

アマルフィのバス停留所
所 在 地:Piazza Flavio Gioia, 84011 Amalfi, SA, イタリア

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アマルフィのバス・チケット売り場と購入方法

アマルフィのバスのチケット売り場と購入方法

※バスのチケット売場「Grotta delle Smeraldo」フラヴィオ・ジョイア広場

◆バスのチケット売り場は、アマルフィ・フラヴィオ・ジョイア広場にある「Grotta delle Smeraldo」というタバッキ(みやげ物等を売っている売店)で購入する。「Grotta delle Smeraldo」は、フラヴィオ・ジョイア広場からアマルフィ最大の見どころドゥオモ(Duomo)へ向かうメインストリートの入口右側に位置している。

アマルフィのバスのチケット売り場と購入方法

※バスのチケット売場「Grotta delle Smeraldo」と近辺写真

◆バス・チケットの購入方法は、イタリア語だと下記のように言う(または書いて渡す)。イタリアでは帰りのバス・チケットが購入しずらいことが多いので、チケットは往復(2枚)で購入したおいたほうが安全。ローカルな町ではチケット売り場が早い時間に閉店してしまうことがある。

バス・チケットの購入方法
・Vorrei un biglietto d’autobus per Ravello
(ラヴェッロ行きのバスのチケットが欲しいのですが)
・Andate e ritorno, perfavore.
(往復でお願いします)

アマルフィ発ラヴェッロ行きバスのチケット売り場

※アマルフィのメインストリート入口右側にあるチケット売場「Grotta delle Smeraldo」

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ラヴェッロ行きバスの料金・所要時間

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※アマルフィからラヴェッロ行きのSITAsud社バス

◆アマルフィとラヴェッロを結ぶ路線バスは、南イタリアを広く網羅しているSITA sud社が運行している。このSITA sud社のバスは、サレルノ(SALERNO)やソレント(SORRENTO)から乗ることもできる。ただしバスは山道を通るため、渋滞して遅延することが多いので、サレルノまたはソレントからアマルフィまではフェリーで行き、アマルフィからラヴェッロまでをバスで行くほうが時間のロスがない。アマルフィやラヴェッロは鉄道がなく列車は運行していない。

ラヴェッロ~アマルフィのバス(2020年11月調べ)
・バス会社: SITA sud社
・所要時間: 30分
・料  金: 片道:1.3ユーロ【注】往復で購入
・チケット: バスのチケットはタバッキ(売店)
・アマルフィ出発時間: 6:30~21:45(15分~1時間に1本運行)
・ラヴェッロ出発時間: 5:55~20:25(15分~1時間に1本運行)
【注】日曜・祝日やオフシーズンは本数が減る

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※アマルフィからラヴェッロの車窓からの風景

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※アマルフィからラヴェッロの車窓からの風景

◆アマルフィを出発したSITA sud社のバスは、曲がりくねった山道を上がって、アマルフィの隣の町アトラーニを過ぎ、山の上にある町ラヴェッロへと向かう。世界遺産アマルフィ・コーストには、小さな町やビーチがたくさんあり、車窓から青く澄みきった海、断崖に建ち並ぶ色鮮やかな建物、山々の緑などの美しい風景を見ることができる。

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※アマルフィからラヴェッロの車窓からの風景

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※アマルフィからラヴェッロの車窓からの風景

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アマルフィのMAP

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バスの時刻表の見かた

(1)ラヴェッロへ行くバスの時刻表を調べるには、SITA sud社の公式サイトのORARI(時刻表)をクリック

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※SITA sudの公式サイトの時刻表を調べる画面「ORARI」

(2)RICERCA ORARIの画面で「Comune di partenza」に出発する町の名前を入れ、「Comune di Destinazione」に目的地の名前を入れて、「Ricerca」を押して探すと、同じ画面の下に目的地へ行くバス路線の名前が表示され、その下に「PDF」とあるので、ここをクリックする。

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※目的地へ行くバス路線の名前が表示される

(3)目的地へ行くバス路線「5120 AMALFI-MAIORI-SALERNO」の文字の下には、Amalfi、Ravelloと町の名前が記載されている。その下の「SCARICA PDF」を押すと時刻表が開く。

バスでアマルフィからラヴェッロへアクセス

※RavelloーAmalfiの時刻表(往路、復路)

(4)開いたPDFの時刻表には、3~4つ「Autolinea」と書かれた時刻表があるので、Amalfi、Ravelloと目的地の名前が書かれている「Autolinea」を探し、時刻を確認する。

SITA sud社の公式サイトのTOPページは、Click here »
【注】時刻表はオフシーズンや日曜日・祝日は時間が変更になり便数も減る

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バスの乗り方

イタリアのバスの乗り方

※バスの車内にあるチケット用の刻印機(写真右の黄色の機械)

◆イタリアのバスの乗り方は日本とは異なる点が多い。バスに乗るときは、前方にあるドアから乗り、車内にある刻印機にチケットを入れて、刻印(乗車日時)を押し、日時が印字されていることを確認する。イタリアではチケットを持っていても、刻印が押されていないと無賃乗車としてみなされ、巡回乗車してくる検札員に罰金をとられるので要注意!もし刻印機がないバスの場合は、ドライバーにチケットを渡すと印をつけてくれる。

イタリアの公共交通機関の罰金
・刻印が押されていないチケットは無賃乗車で罰金54.90ユーロを支払う。

イタリアのバスの乗り方

※南イタリアのSITA sud社の路線バス

◆バス乗り場や停留所にバスが来たら、バスの前面上にある電光掲示板に目的地である行き先の名前(例えばAmalfi)が表示されているかを確認して、前方にあるドアから乗車する。ちなみに降りるときは、後方にあるドアから降りる。

◆イタリアのバスには車内アナウンスがない。日本のような次に止まる停留所のアナウンスがないので、目的地の場所または停留所をバスに乗り込むときにドライバーに伝えておき、声をかけてもらうようにしたほうがいい。車内には次に止まる停留所が表示される電光掲示板もないことが多い。

◆その他の注意としては、途中から検札員が乗って来るかもしれないので、バスを降りるまではチケットは捨てずに保存しておく。往復チケットを購入した場合はチケットを紛失しないように注意する。

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ラヴェッロのバス乗り場・停留所

ラヴェッロのバス乗り場・停留所

※ラヴェッロのバス停留所の標識(左)とラヴェッロのバス停留所(右)

◆ラヴェッロ(Ravello)のバス乗場は、標高350mの山の上にあり、道路沿いに標識が立っているだけのバス停留所(Fermata)なので見つけづらい。ただシーズン中は多くの観光客がバスを待っているので、停留所は分かりやすい。ラヴェッロのバス停留所は、バスが入ることができない高さのトンネルの手前にある。

ラヴェッロのバス乗り場・停留所

※観光客が並んでいるラヴェッロのSITAsud社バスの停留所

◆アマルフィへバスで戻るときも、降りた場所と同じところから乗車する。ラヴェッロからアマルフィまでは、バスで30分くらいで行くことができる。ただし、バスは曲がりくねった山道を走行してくるので、渋滞で時間通りに来ないこともある。

ラヴェッロからアマルフィへバスでアクセス

※ラヴェッロのバス停留所付近から見た風景

ラヴェッロからアマルフィへバスでアクセス

※ラヴェッロのバス停留所付近から見た風景

ラヴェッロ・バス停留所
所 在 地:Via Giovanni Boccaccio, 1, 84010 Ravello SA, イタリア

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ラヴェッロの停留所から中心地の行き方

ラヴェッロ・ドゥオモ広場・南イタリア

※ラヴェッロの広場 Piazza Duomo

◆ラヴェッロに到着して、バスを降りたら、右側にある短く暗いトンネルを抜けると、明るく開放感溢れるラヴェッロの広場Piazza Duomo(ピアッザ・ドゥオモ)が目の前に広がる。この広場には、ラヴェッロの大聖堂Duomo(ドゥオモ)、ヴィッラ・ルフォロ(Villa Rufolo)、カフェ、ショップなどがあり、観光客や市民の憩いの場所になっている。

ラヴェッロ・ドゥオモ広場・南イタリア

※ラヴェッロのドゥオモ広場とドゥオモ大聖堂(正面)、ヴィラ・ルーフォロ(右)

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ラヴェッロの観光見どころ

●ラヴェッロ・ドゥオモ大聖堂 Duomo

ラヴェッロ・ドゥオモ大聖堂・南イタリア

※ラヴェッロのドゥオモ大聖堂「6体のライオンの彫刻が支える説教壇」

◆11世紀後半に建てられたラヴェッロ大聖堂(Duomo)は、外観はドゥオモ広場にマッチする白い建物で、内部は白い壁、列柱、木で組まれた天井とシンプルだが、「6体のライオンの彫刻が支える説教壇(pulpito)」と「ドラゴンのモザイクが施されている説教壇(pulpito)」の細工は素晴らしいので必見!

●ヴィッラ・ルフォロ Villa Rufolo

ラヴェッロ・ヴィッラ・ルフォロ・南イタリア

※ラヴェッロのヴィッラ・ルフォーロ(Villa Rufolo)

ラヴェッロ・ヴィッラ・ルフォロ・南イタリア

※アマルフィ海岸が一望できるラヴェッロ・ヴィッラ・ルフォロ

◆ヴィッラ・ルフォロ(Villa Rufolo)は、1200年代後半にラヴェッロの有力者ルフォロの邸宅として建てられたアラブ・ビザンチン様式の建物と広大な庭園がある。作曲家ワーグナーが1800年代後半にヴィッラ・ルフォロに滞在し、その美しさに感動して舞台劇「パルジファル」を作曲したといわれている。ラヴェッロのヴィッラ・ルフォロでは1953年から現在に至るまで、ワーグナーの音楽祭が開催されている。ラヴェッロの町にはワーグナーが散策したということで名前がついた「ワーグナーの階段」もある。

●ヴィッラ・チンブローネ Villa Cimbrone

ラヴェッロ・ヴィラ・チンブローネ・南イタリア

※ラヴェッロのヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)

ラヴェッロ・ヴィッラ・チンブローネ・南イタリア

※ヴィッラ・チンブローネ入口左にある「アラブ・ノルマン様式の回廊」

◆ヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)は、11世紀に建てられた建物を1900年初頭に英国人貴族がアラブ・ノルマン様式の建物と壮大な庭園に改築したもの。現在はヴィッラの中に5ッ星ホテルもあり、パノラマが素晴らしいレストランのカフェテラスは、宿泊客以外でも利用できる。このヴィッラ・チンブローネの最大の見どころは「無限のテラス(Tearazza infinita)」で、アマルフィ海岸が一望でき、ハリウッド映画のロケ地としても使用された。ドゥオモ広場からは徒歩15~20分と距離はあるが必見のスポット!

●ラヴェッロの街並み Ravello Centro

ラヴェッロ・街並み・南イタリア

※ラヴェッロの街並み

◆エレガントな雰囲気漂うラヴェッロの町は、アマルフィ・コースト名産のマヨルカ焼き陶器ショップが多くあり、町の白い建物に色どりをそえている。その他にもワイン・ショップ、お洒落なファッション小物ショップ、カフェやレストランなどがあり、優雅な時間を過ごすことができる穴場観光スポット。アマルフィから日帰り観光も可能。

ラヴェッロ・街並み・南イタリア

※ラヴェッロのカフェ・レストラン

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ラヴェッロのMAP


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