ナポリの地下鉄 観光スポットのアクセスに便利LINE1
■ □ ■ □ 目 次 ■ □ ■ □
・ ナポリの地下鉄LINE1(1号線)
・ 地下鉄の改札口と乗車方法
・ 地下鉄のチケット売り場と購入方法
・ ナポリの地下鉄の乗り方と運行時間
・ ガリバルディ駅 ナポリの地下鉄LINE1
・ ガリバルディ駅MAP
・ ウニヴェルシータ駅
・ ムニチーピオ駅
・ トレド駅
・ ダンテ駅
・ ムゼオ駅
ナポリの地下鉄LINE1(1号線)
※ナポリの地下鉄 LINE1(1号線)の路線図
◆地下鉄LINE1(Metropolitana di Napoli Linea1)は、利便性が高くナポリの町を移動するのに最もお勧めな公共交通機関。スカッパ・ナポリ地区、ヌォーヴォ城、王宮、ウンベルト1世ガッレリア、サンタ・ルチア、国立考古学博物館などナポリ有名観光スポットの最寄り駅を運行しているのでとても便利。地下鉄LINE1の駅のホームやコンコースは、現代アートのオブジェで装飾され、芸術的で美しいことでも有名。
◆ナポリの地下鉄LINE1は黄色い車両で、ナポリ中央駅があるガリバルディ駅(Garibaldi)からピシノーラ駅(Piscinola)の間を33分で走行している。将来的にはナポリ・カポディキーノ空港まで繋がる予定の路線。
◆地下鉄LINE1は下記の駅を運行している(2020年時点)
Garibaldi ⇔ Universita ⇔ Municipio ⇔ Toledo ⇔ Dante ⇔ Museo ⇔
Materdei ⇔Salvator Rosa ⇔ Quattro Giornate ⇔ Vanvitelli ⇔
Medaglie d’Oro ⇔ Montedonzelli ⇔ Rione Alto ⇔ Polichinico ⇔
Colli Aminei ⇔ Frullone ⇔ Chiaiano ⇔ Piscinola
ナポリ地下鉄LINE1のanm公式サイトは、Click here »
※ナポリの地下鉄LINE1の車内の路線案内図
※ナポリの地下鉄LINE1の車内
◆地下鉄の車内では、次の駅のアナウンスや電光表示板はない。なので車内の路線案内図の停車駅の名前を見て、自分の降りる駅を確認する。
◆地下鉄LINE1の車内は清潔できれい。但し、イタリアでは地下鉄やバスなどの公共交通機関を使う場合はスリに注意!特に混雑している時はスリが多いので、財布や貴重品を盗まれないように気をつける。
地下鉄の改札口と乗車方法
※ゲートが自動開閉するタイプの地下鉄の改札口
◆イタリアの地下鉄の改札口には、ゲートが自動開閉するタイプとゲートを自分で回して入るタイプの2種類がある。
◆ゲートが自動開閉するタイプは、
改札口の機械にチケットを差し込む ⇒ 日時が印字(刻印)されたチケットが出てくる ⇒ チケットを取ると扉が自動的に開く ⇒ 駅構内に入りホームへ向かう
◆ゲートを自分で回して入るタイプは、
改札口の機械にチケットを差し込む ⇒ 日時が印字(刻印)されたチケットが出てくる ⇒ チケットを取ると改札口に設置されているバーが動くようになるので、バーを自分で押すようにして回して ⇒ 駅構内に入りホームへ向かう
◆イタリアは降りる駅でのチケットの回収はない。しかし車内に検札員が来たり、駅の中に検札員がいることがあるので、チケットは捨てずに必ず持っていたほうがいい。チケットに日時の刻印(印字)がされていないと、無賃乗車とみなされ罰金(50ユーロ)を取られるので注意!
※ゲートを自分で回して入るタイプの地下鉄の改札口
地下鉄のチケット売り場とチケット購入方法
※ナポリ中央駅のタバッキ(売店)
◆地下鉄のチケットは、駅の自動券売機(Biglietteria Autmatica)、タバッキ(TabacchiまたはTabaccheria)と呼ばれる日本のキオスクのような売店で購入することができる。
◆駅にある自動券売機でチケットを購入する場合は、故障している券売機もあるので、他の人がチケットを購入している券売機を使ったほうが安全。
◆タバッキとは駅のコンコースにある売店。売店と言っても公共交通機関のチケットも売っている(イタリア語または英語で購入)。90分券(打刻から90分以内有効)、1日券(打刻から当日の24時まで有効)、3日券などを販売している。用途に合わせて1日券や3日券などのチケットを買っておくと、期間中はそのチケットでバス、地下鉄、トラム(路面電車)、フニコラーレ(ケーブルカー)が乗り放題なので便利。
◆ナポリ・カンパーニャ州ではUNICO CAMPANIAというパス・カードがあり、選ぶカードの種類で公共交通の乗り物が乗り放題になる。
◆ナポリ・カンパーニャ州ではUNICO CAMPANIAというパス・カードがあり、選ぶカードの種類で公共交通の乗り物が乗り放題になる。
UNICO CAMPANIAの公式サイトは、Click here »
イタリア政府観光局UNICO CAMPANIAについての詳細は、Click here »
※ナポリの公共交通機関共通チケット90分券(左)、1日券(右) 価格は2017年時点
ナポリの地下鉄の乗り方と運行時間
※ナポリの地下鉄LINE1の進行方向を示す路線図
◆ナポリの地下鉄LINE1の改札口を入ったあとはホーム(Binario)に向かう。ホームに下りる階段の横には「進行方向を示す路線図」があるので、自分の行きたい駅が進行方向にあるかを確認する。進行方向を示す路線図の上のほうに書かれている「direzione Piscinola」とは「ピシノーラ駅方向」という意味。進行方向を示す路線図には、始発駅から終点駅までが書かれている。
※ナポリの地下鉄LINE1の進行方向を示す路線図
●平日の運行時間 ナポリの地下鉄LINE1(2018年時点)
ガリバルディ駅(Garibaldi) 始発 6:20、終電 23:02
ピシノーラ駅(Piscinola) 始発 6:00、終電 22:30
●休日の運行時間 ナポリの地下鉄LINE1(2018年時点)
ガリバルディ駅(Garibaldi) 始発 6:20、終電 23:02
ピシノーラ駅(Piscinola) 始発 6:00、終電 22:29
ガリバルディ駅 ナポリの地下鉄LINE1
※ガリバルディ広場と地下鉄ガリバルディ駅の赤に白い文字で「M」の標識
◆地下鉄LINE1のガリバルディ駅(Stazione Garibaldi)は、ナポリ中央駅前にあるガリバルディ広場の下に2015年4月完成した。駅前にあるモダンな建物の階段を地下へ降りて、まっすぐ歩くとガリバルディ駅方向を示す標識がある。この建物はナポリ中央駅と地下連絡通路によって繋がっている。
「列車でナポリへアクセス ナポリ中央駅、ガリバルディ広場」は、Click here »
※ナポリ中央駅前にある地下鉄ガリバルディ駅へ行く階段
◆標識の「Linea1 direzione Piscinola」と書かれた矢印の方向に行き、エスカレーターを降りると地下鉄LINE1のガリバルディ駅に行くことができる。
◆地下鉄ガリバルディ駅はかなり深いところにあり、エスカレーターを幾つも降りて下に向かう。この近代的なデザインのエスカレーターはドミニク・ペローの設計。
※地下鉄LINE1のガリバルディ駅方向を示す標識(Linea1 direzione Piscinola)
※地下鉄LINE1のガリバルディ駅へ降りるドミニク・ペロー設計のエスカレーター
※ガリバルディ駅のホームに降りるエスカレーターと階段
※地下鉄ガリバルディ駅のホーム
※地下鉄ガリバルディ駅のホーム
ナポリの地下鉄LINE1 ガリバルディ駅MAP
ウニヴェルシータ駅 ナポリの地下鉄LINE1
※ウニヴェルシータ駅 ナポリの地下鉄LINE1
◆ウニヴェルシータ駅(Stazione Universita)は2011年に開通した。ウニヴェルシータ駅の近くには、ボヴィオ広場、ウンベルト1世通り、サンタ・キアーラ教会(キオストロ)、ジェズ・ヌオーヴォ教会などがある。またナポリ・フェデリコ2世大学のキャンパスに近く、サレルノ・アマルフィ方面に行けるSITA社バスの始発停留所もある。
※ウニヴェルシータ駅のカリム・ラシッドの現代アート作品
◆ウニヴェルシータ駅の現代アートは、全てカナダのインダストリアル・デザイナーであるカリム・ラシッドの作品。最もポップで斬新なデザインの駅といわれている。未来にタイムスリップしたかのような空間を創りだしている。
※ウニヴェルシータ駅のカリム・ラシッドの現代アート作品
ムニチーピオ駅 ナポリの地下鉄LINE1
※ムニチーピオ駅 ナポリの地下鉄LINE1
◆地下鉄Line1のムニチーピオ駅(Stazione Municipio)は2015年5月に開通した。ムニチーピオ駅の近くには、ナポリの有名観光スポットのヌオーヴォ城、ウンベルト1世ガッレリア、王宮、プレビシート広場(パオラ聖堂)、サンタ・ルチア地区がある。またカプリやソレントへ行くフェリーが出航するベヴェレッロ港(Molo Beverello)も近い。
トレド駅 ナポリの地下鉄LINE1
※トレド駅 ナポリの地下鉄LINE1
◆地下鉄Line1のトレド駅(Stazione Toledo)は2012年に開通した。トレド駅の近くには、16世紀に整備されたナポリ旧市街のメインストリート・トレド通り(Via Toledo)があり、有名ブランドショップが軒を並べている。トレド通り沿いにはウンベルト1世ガッレリアやサン・カルロ劇場がある。王宮やプレビシート広場(パオラ聖堂)も近い。
※地下鉄LINE1の中でも最も美しいといわれるトレド駅の現代アート作品
◆トレド駅のエスカレータ部分の現代アートは、深海にでもいるかのようなブルーで覆われ、天井は満天の星空を想わせるような神秘的な空間。地下鉄LINE1の中で最も美しい駅といわれている。コンコースにも現代アート作品が数多くある。
ダンテ駅 ナポリの地下鉄LINE1
※地下鉄LINE1のダンテ駅 ホームにある標識Uscita(出口)の矢印に従って地上に向かう
◆地下鉄Line1のダンテ駅(Stazione Dante)は2002年3月に開通した。ダンテ駅の近くには、ナポリの下町スカッパ・ナポリ地区があり、ドゥーモ、サンタ・キアーラ教会(キオストロ)、ジェズ・ヌオーヴォ教会、サンセヴェーロ礼拝堂、サン・マッジョーレ教会など有名観光スポットがあり、人気ピッツェリアが多くあるトリブナーリ通りも近い。
※ナポリの地下鉄LINE1のダンテ駅のホーム
※ナポリの地下鉄LINE1のダンテ駅
◆ダンテ駅にある現代アートは、壁面にNicola De Mariaの作品やJannis Kounellisの作品。駅のガラス面にはJoseph Kosuthの電光アート作品がある。
※ダンテ駅壁面のNicola De Mariaのアート作品
※ダンテ駅壁面の鋳鉄に靴やバック、古着をはさんだJannis Kounellisのアート作品
※ダンテ駅のJoseph Kosuthの電光アート作品。イタリア中世の詩人ダンテの1307年の「饗宴(Il Convivio)」から引用した文章をガラス面に描いてある
◆ダンテ駅のエスカレーターで地上に上がるとダンテ広場がある。ダンテ広場の中心にはイタリア中世の詩人ダンテの立像があり、広場の前には車が多く行き交うトレド通りがある。
※ダンテ駅の上にあるダンテ広場にはダンテの立像があり、広場前はトレド通り
ムゼオ駅 ナポリの地下鉄LINE1
※ムゼオ駅はナポリの有名な写真家ミンモ・イヨーディチェの作品が随所にある
◆地下鉄Line1のムゼオ駅(Stazione Museo)は2002年にLine2(2号線)と繋がった。地下鉄Line1と地下鉄Line2は地下通路で繋がっている。ムゼオ駅から徒歩1分くらいのところには、ナポリ国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di Napoli)がある。
◆ムゼオ駅のコンコースには、国立考古博物館の目玉作品「ファルネーゼ家のヘラクレス」や「フェルネーゼ家の牡牛」のレプリカ彫刻が置かれている。またナポリの有名な写真家ミンモ・イヨーディチェの作品も随所で見ることができる。
●国立考古学博物館は、
開館時間:9:00~19:30 定休日:毎週火曜日
国立考古学博物館の公式サイトは、Click here »
※「ファルネーゼ家のヘラクレス」や「フェルネーゼ家の牡牛」のレプリカ彫刻があるムゼオ駅
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◆ナポリの地下鉄LINE1(1号線)は、2015年にナポリ中央駅があるガリバルディ駅まで繋がった。将来的にはナポリ・カポディキーノ空港まで繋がる予定の路線。ナポリの地下鉄(Metropolitana)は7路線あるが、特に観光に便利なのが地下鉄LINE1。LINE1はスカッパ・ナポリ地区、ヌォーヴォ城、王宮、ウンベルト1世ガッレリア、サンタ・ルチア、国立考古学博物館などナポリ有名観光スポットに最寄り駅がある便利な路線。ナポリ地下鉄LINE1の駅と乗り方を写真満載、路線図付でナビゲート。