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世界遺産フィレンツェ歴史地区 ルネッサンス芸術発祥の地

◆「フィレンツェ歴史地区(Centro Storico di Firenze)」は、1982年に世界遺産に登録されたルネッサンス芸術発祥の地。フィレンツェ歴史地区には芸術価値の高い歴史的建造物や遺構がたくさんあり、町全体が屋根のない博物館とまでいわれるほど見どころが多いルネッサンス芸術の宝庫。学問・芸術を振興させたメディチ家の庇護のもと、活躍したルネッサンスの巨匠ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロやその他の有名芸術家たちの痕跡を、フィレンツェでは今も目にすることができる。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 フィレンツェの象徴

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂・フィレンツェ

※サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂・フィレンツェ

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区にある通称ドゥオモと呼ばれる「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)」は、ゴシック建築と初期ルネサンス建築を代表するもので、全長153m、幅90m、高さ114m、巨大な八角形のクーポラ(cupola)をもつ大聖堂でフィレンツェの街の象徴。

◆この巨大な八角形のクーポラは、大聖堂を建築する際に一番の難関であった。数人の建築家から設計プランが出されたが、このコンペを勝ち取ったのがフィリッポ・ブルネレスキの独立した2重の構造を持つクーポラを木の仮枠を組まずに築く方法であり、1420年~1436年を経て完成された。この仮枠を組まずに独立した2重構造で造られたクーポラは、世界初のクーポラであり、建設当時、世界最大の大きさであった。1446年に亡くなったブルネレスキは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の地下に埋葬されている。
このクーポラには、いまも登ることができフィレンツェの街を一望することができる。

◆サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の美しい外装は、白、ピンク、グリーンの大理石で幾何学模様に装飾され、モザイク画や多くの彫刻が施されている。クーポラの内部の天蓋には、ジョルジョ・ヴァザーリとフェデリコ・ツッカリによるフレスコ画「最後の審判」が描かれている。また大聖堂の脇には高さ84mの「ジョットの鐘楼」、大聖堂前にはロマネスク様式の重要な集中形式の教会建築のひとつといわれる「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」がある。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂・フィレンツェ

※サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼 フィレンツェ

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)
公式サイト:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 Click here »

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ヴェッキオ宮殿 フィレンツェ市の政治的シンボル

ヴェッキオ宮殿・フィレンツェ

※ヴェッキオ宮殿・フィレンツェ

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区にある「ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)」はシニョリーア広場に面している。ヴェッキオ宮殿は、フィレンツェ共和国の政庁舎とするために、建築家アルノルフォ・ディ・カンビオによって1299年~1314年に建設されて、フィレンツェの実質的支配者として君臨したメディチ家の仕事場と邸宅としても使用された。現在は一部をフィレンツェ市庁舎として使用しているが、その他の広間は見学することができる。

◆ヴェッキオ宮殿の内部には、「500人大広間」、「フランチェスコ1世の仕事部屋」、「レオ10世の間」、「ユリの間」などの見どころがある。特に「500人大広間」の東側にある壁画の下には、ルネッサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチによる幻の壁画「アンギアーリの戦い」≪Wikipedia≫が現存しているといわれている。このミステリアスな幻の壁画は、現在はジョルジョ・ヴァザーリの「シエナの攻防戦」で覆われているが、研究者によって解析が続いているそうだ。また建物上まで登るとフィレンツェの街の景色も素晴らしい。

ヴェッキオ宮殿・フィレンツェ

※「500人大広間」ヴェッキオ宮殿・フィレンツェ

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazza della Signoria, 50122 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)
公式サイト:ヴェッキオ宮殿 Click here »

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ウフィツィ美術館 ルネッサンス美術の見逃せない珠玉のコレクション

ウフィツィ美術館・フィレンツェ

※ウフィツィ美術館・フィレンツェ ≪Wikipediaより≫

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区のアルノ川沿いにある「ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)」は、メディチ家歴代の当主たちが集めたルネッサンス美術の珠玉のコレクションが収蔵されている。ウフィツィ美術館は、近代式美術館としてはヨーロッパ最古の美術館の1つで、イタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大といわれている。

◆メディチ家は莫大な財力で、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティ、サンドロ・ボッティチェリ、ジョルジョ・ヴァザーリなど多くの芸術家を、パトロンとして支援し、ルネッサンス文化を育てるうえで大きな役割を果たした一族。

◆ウフィツィ美術館には、ボッティチェッリの「春」「ヴィーナスの誕生」「ザクロの聖母」、ミケランジェロの「聖家族」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」など、2500作品が展示されている。
ウフィツィ美術館の見学は、長蛇の列をなしていることが多いので、事前予約することをお勧め。予約者と一般見学者では入口も異なり、予約者はスムーズに入ることができる。

ウフィツィ美術館・フィレンツェ

※ウフィツィ美術館入口 フィレンツェ

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)
公式サイト:ウフィツィ美術館 Click here »

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ピッティ宮殿 メディチ家の居城だった豪華絢爛な美術館

ピッティ宮殿・フィレンツェ

※ピッティ宮殿・フィレンツェ

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区にある「ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)」は、ヴェッキオ橋を渡ったアルノ川の西岸に位置するルネッサンス様式の広大な宮殿。ピッティ宮殿は1457年フィレンツェの銀行家ルカ・ピッティの命により建築が開始されたが、1472年のピッティ死後、建築が中断されていた。そのピッティ宮殿を1550年にトスカーナ大公(メディチ家のコジモ1世)が買い取り、邸宅にするために建築を再開させ、完成させた。

◆コジモ1世は、邸宅であるピッティ宮殿から仕事場であるヴェッキオ宮殿やウフィツィ(現在の美術館)へ群集に会うことなく行けるように、1565年に建築家ジョルジョ・ヴァザーリに命じて、アルノ川にかかるヴェッキオ橋の上に回廊を造らせた。この回廊は「ヴァザーリの回廊」と呼ばれ、現在も不定期で公開されている。※2020年時点は内部改築中で一般公開休止されている

◆ピッティ宮殿は、現在、美術館として一般に開放されている。美術館には、約400年に渡りメディチ家が収集した絵画や宝飾品などの膨大なコレクションが展示されている。
2階にはラファエロ・サンティ、ルーベンス、ティツィアーノ、カラヴァッジョなどの作品が展示されている「パラティーナ美術館」があり、1階にはメディチ家ゆかりの豪華な品々が展示されている「銀器博物館」「衣装博物館」「陶磁器博物館」などがある。ピッティ宮殿の裏には、緑豊かなイタリア式庭園「ボーボリ庭園」がある。

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazza de’ Pitti, 1, 50125 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)※ヴェッキオ橋を渡って、少し歩くと左側に位置している
公式サイト:ピッティ宮殿 Click here »

ボーボリ庭園 ヨーロッパ宮廷の庭園モデルといわれた

ボーボリ庭園・フィレンツェ

※ボーボリ庭園・フィレンツェ

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区にある「ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)」は、フィレンツェのアルノ川にかかるヴェッキオ橋を渡って、左側のピッティ宮殿の裏側に位置している総面積45000m²のイタリア式の大庭園。トスカーナ大公コジモ1世の妃エレオノーラ・ディ・トレドの命により造られた緑豊かな庭園には「円形劇場」「ネプチューンの噴水」「ブオンタレンティの洞窟」があり、庭園奥には「陶磁器博物館」があり、さらに奥の高台には「ベルヴェデーレ要塞」へと続いている。この庭園様式は、後のヨーロッパ宮廷の庭園モデルといわれている。

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazza de’ Pitti, 1, 50125 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)※ヴェッキオ橋を渡って、少し歩くと左側に位置している
公式サイト:ボーボリ庭園 Click here »

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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 美術館さながらに芸術作品が多い教会

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会・フィレンツェ

※サンタ・マリア・ノヴェッラ教会・フィレンツェ

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区にある「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Basilica di Santa Maria Novella)」は、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅前に位置している(教会の入口は裏側)。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、全長99.2m、幅23.2m、翼廊は61.54mのフィレンツェにおける最初のゴシック様式の建築物で、ドメニコ会が所有していた小さな教会をより大きな教会にするため1242年に改修工事が決定され、14世紀半ばに完成された。

◆「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」の美しいファサードは、14世紀ルネッサンスの白や緑の色大理石を用いた幾何学模様のデザインで、上部には丸窓があり、その上中央には、太陽が描かれたティンパヌム(アーチによって区画された装飾壁面)が施されている。
また3身廊式の内部のステンドグラスにはフィリッピーノ・リッピの「聖ピリポ」「聖母子」、祭壇や礼拝堂にはマザッチョの「聖三位一体」、ドメニコ・ギルランダイオの「聖母マリアの生涯」、ヴァザーリの「キリストの復活と四聖人」、ジョヴァン・バッティスタ・ナルディーニの「キリストの生誕」「神殿奉献」「キリスト降架」、フィリッポ・ブルネレスキの「十字架像」、ジョット「木製の十字架」など、美術館さながらに有名な絵画や芸術作品が飾られている。

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazza di Santa Maria Novella, 18, 50123 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)

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サンタ・クローチェ聖堂 イタリアの歴史的な偉人達が眠る大聖堂

サンタ・クローチェ聖堂・フィレンツェ

※サンタ・クローチェ聖堂・フィレンツェ

◆世界遺産フィレンツェ歴史地区にある「サンタ・クローチェ聖堂(Basilica di Santa Croce)」は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)から南東800mのところに位置し、広々としたサンタ・クローチェ広場に、優美な姿で建つフランシスコ会のゴシック様式の聖堂。サンタ・クローチェ聖堂には、ルネッサンスの巨匠ミケランジェロ・ブオナローティや天文学者ガリレオ・ガリレイ、ルネッサンスの政治思想家ニッコロ・マキャヴェッリ、音楽家ロッシーニなど、イタリアの歴史的な偉人達が埋葬されている。

◆ファサードはかつては質素な造りだったが、1853年から1863年にかけて建築家ニッコロ・マタスによって、シエナ大聖堂やオルヴィエート大聖堂のように華麗に修復された。
サンタ・クローチェ聖堂の内部は、八角形の列柱が並ぶ全長115mのシンプルな三身廊と、73mと54mの翼廊から成るT字型をしている。重要な壁画としては、翼廊右のペルッツィ家礼拝堂とバルディ家礼拝堂には、ジョットによるフレスコ画がある。回廊にはフィレンツェで生まれたフローレンス・ナイチンゲールの記念碑も建っている。

サンタ・クローチェ聖堂・フィレンツェ

※ミケランジェロの墓石 サンタ・クローチェ聖堂・フィレンツェ

世界遺産登録年:1982年
所在地:Piazza di Santa Croce, 16, 50122 Firenze FI, イタリア
最寄り駅:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione Firenze Santa Maria Novella)
公式サイト:サンタ・クローチェ聖堂 Click here »

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